お正月の風物詩『箱根駅伝』
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一本の襷(たすき)に思いを込めた学生ランナー達の熱い熱い走り・・・
その走りから、たくさんの勇気や感動をいただいた人も多いことでしょう。
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優勝したのは東洋大学。
大会新記録を樹立する、圧巻の強さで勝利しました。
その東洋大学を牽引した主将が「柏原竜二選手(いわき市出身)」
『山の神』の異名をとる、箱根山登りのスペシャリスト。
今年も期待通り・・・いや期待以上の走りで5区の新記録を樹立し、東洋大の優勝に貢献しました。
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この柏原選手に関する、中学生時代のエピソードを紹介したいと思います。
柏原選手は中学時代、陸上部に所属し長距離走に取り組んでいました。
トラック競技の3000mレース中に、自分に力強い声援(学校名で)を送ってくれた男性に、ゴール後歩み寄り・・・
「どなたかは存じませんが、先ほどは応援ありがとうございました!」とペコリ。
その男性は柏原君と同じ中学校の新入生の保護者。
子どもと同じ中学校の選手を見て、「内郷一中ファイト!!」と応援しただけなのに
この少年はわざわざお礼を言いに来てくれた・・・こんなに律儀な中学生がいるのか・・・。
男性は、驚きと感動とともに、この少年をずっと応援しようと決めたそうです。
陸上部の練習でいわき市の競技場に行くときは
仕事で疲れている親に負担をかけまいと・・・
バスや電車、そして徒歩で陸上競技場まで通っていたそうです。
時には練習や試合後、競技場周辺で自主的にゴミ拾いをする姿も・・・
たとえ周りの友達が、雑然と荷物や履きものを置いておこうとも
彼は必ず靴をそろえ、その上にシューズ袋をかけていたそうです。
親に買ってもらったランニングシューズを、大事に大事に履いたのでしょう。
無名だった高校時代から一転。箱根で有名になり脚光を浴びて戸惑いもあったようです。
重圧から3年の時は調子を崩し、スランプにおちいり・・・。
そして昨年の箱根駅伝。史上最少の21秒差で早稲田大学に敗れました。
「来年の箱根では必ず勝つ・・・。」
悔しさをバネに、主将としてチームを引っぱり・・・
春先までは、スタミナをつける走り込みに徹して・・・
東日本大震災が発生し、節電のため夜間練習が不可能になると、午前5時から走り始めたとのこと。
「みんながトップでつないできてくれて涙が出そうだった。仲間のために1秒でも1分でも2分でも(貯金を)削りだそうと思いました。」
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「(自分が)苦しいのは1時間ちょっとだけ。福島の人の苦しみに比べればきつくありません。」
柏原君のコメントを聞くと、中学生の頃の謙虚さ、一生懸命さをそのままに強く大きく成長されているようです。
強い選手、応援される選手にはやはり理由があるのですね。
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ぜひみなさんは、強い選手の「強さ」や「結果」だけに目を奪われず
その選手の「心構え」や「取り組み」といった部分から大いに学べる中学生あって欲しいと思います。
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m.watanabe

一本の襷(たすき)に思いを込めた学生ランナー達の熱い熱い走り・・・
その走りから、たくさんの勇気や感動をいただいた人も多いことでしょう。

優勝したのは東洋大学。
大会新記録を樹立する、圧巻の強さで勝利しました。
その東洋大学を牽引した主将が「柏原竜二選手(いわき市出身)」
『山の神』の異名をとる、箱根山登りのスペシャリスト。
今年も期待通り・・・いや期待以上の走りで5区の新記録を樹立し、東洋大の優勝に貢献しました。

この柏原選手に関する、中学生時代のエピソードを紹介したいと思います。
柏原選手は中学時代、陸上部に所属し長距離走に取り組んでいました。
トラック競技の3000mレース中に、自分に力強い声援(学校名で)を送ってくれた男性に、ゴール後歩み寄り・・・
「どなたかは存じませんが、先ほどは応援ありがとうございました!」とペコリ。
その男性は柏原君と同じ中学校の新入生の保護者。
子どもと同じ中学校の選手を見て、「内郷一中ファイト!!」と応援しただけなのに
この少年はわざわざお礼を言いに来てくれた・・・こんなに律儀な中学生がいるのか・・・。
男性は、驚きと感動とともに、この少年をずっと応援しようと決めたそうです。
陸上部の練習でいわき市の競技場に行くときは
仕事で疲れている親に負担をかけまいと・・・
バスや電車、そして徒歩で陸上競技場まで通っていたそうです。
時には練習や試合後、競技場周辺で自主的にゴミ拾いをする姿も・・・
たとえ周りの友達が、雑然と荷物や履きものを置いておこうとも
彼は必ず靴をそろえ、その上にシューズ袋をかけていたそうです。
親に買ってもらったランニングシューズを、大事に大事に履いたのでしょう。
無名だった高校時代から一転。箱根で有名になり脚光を浴びて戸惑いもあったようです。
重圧から3年の時は調子を崩し、スランプにおちいり・・・。
そして昨年の箱根駅伝。史上最少の21秒差で早稲田大学に敗れました。
「来年の箱根では必ず勝つ・・・。」
悔しさをバネに、主将としてチームを引っぱり・・・
春先までは、スタミナをつける走り込みに徹して・・・
東日本大震災が発生し、節電のため夜間練習が不可能になると、午前5時から走り始めたとのこと。
「みんながトップでつないできてくれて涙が出そうだった。仲間のために1秒でも1分でも2分でも(貯金を)削りだそうと思いました。」

「(自分が)苦しいのは1時間ちょっとだけ。福島の人の苦しみに比べればきつくありません。」
柏原君のコメントを聞くと、中学生の頃の謙虚さ、一生懸命さをそのままに強く大きく成長されているようです。
強い選手、応援される選手にはやはり理由があるのですね。

ぜひみなさんは、強い選手の「強さ」や「結果」だけに目を奪われず
その選手の「心構え」や「取り組み」といった部分から大いに学べる中学生あって欲しいと思います。

m.watanabe